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立命館大学アート・リサーチセンター×HappyFabric 伊勢型紙プロジェクト

新しい技術を使い、古い伝統柄を蘇らせる。
HappyFabricは、新しい繊維業界や印刷業界の未来を切り開く第一歩として、デジタルアーカイブ機能を発展させ、活用できるようにしていきたいと考えています。
その夢の実現のために、今回は20種類の伝統的な伊勢型紙の柄を複数色で展開しました。

ご協力いただいた立命館大学のデータベース上では高精細に撮影された伊勢型紙のデータが保存されています。研究などに役立てられているこの白黒のデータを、誰でも気軽に布にプリントできるようになったら楽しいはず。そんな思いでこのコラボ企画はスタートしました。着色には、テキスタイルデザインのためのソフトウェア4Dbox PLANSを使用し、古典的な柄を現代的な感覚で蘇らせました。
今回は第一段として新春に実施したカタガミラボという企画の際に選んだ柄をご紹介します。

ぜひ、伝統柄をデジタルテクノロジーで布にプリントし、着物作りや小物作りなどにお役立てください。

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1.蝶 -ちょう-

春の訪れを感じさせてくれる蝶は、再生や長寿のシンボルです。また秀でる「長」の音に通じることから、家紋にも広く使用されてきました。近年は女性の美の象徴でもあります。

蝶(大柄)藤色
蝶(大柄)紅紫
蝶(大柄)橙
蝶(小紋)濃鼠
蝶(小紋)勿忘草
蝶(小紋)今様色

2.梅 -うめ-

寒い間に美しい花を咲かせ、香りもとてもよい梅は「君子の徳を授かる」と言われ、他の花に先駆けて咲くことから、ものごとの最初とも。おめでたい花の代表格です。

梅(大柄)根岸色
梅(大柄)紺青
梅(大柄)山吹色
梅(小紋)紅色
梅(小紋)浅葱色
梅(小紋)薄紅梅

3.牡丹 -ぼたん-

花札の図柄でも有名な、縁起が良いとされる牡丹。別名を富貴とも呼び、寒い冬に華麗に咲き誇る様は「百花の王」「高貴な花」として人々に愛されています。

牡丹(大柄)躑躅色
牡丹(大柄)紫苑色
牡丹(大柄)朱鷺色
牡丹(中柄)瑠璃紺
牡丹(中柄)枯茶
牡丹(中柄)紫紺

4.蝙蝠 -こうもり-

中国では「蝠」が「福」の同音ということから蝙蝠は吉祥の動物とされ、日本においても長らく福を呼ぶ動物としてデザイン化されてきた歴史があります。

蝙蝠(大柄)濃藍
蝙蝠(大柄)若紫
蝙蝠(大柄)涅色
蝙蝠(中柄)千歳緑
蝙蝠(中柄)鶯茶
蝙蝠(中柄)鳩羽色

5.鶴 -つる-

「鶴は千年、亀は万年」として知られるように、鶴は寿命が長いことから吉祥性のある動物として尊ばれてきました。また折り鶴は心願成就のモチーフとしても。

鶴(中柄)唐紅
鶴(中柄)翡翠色
鶴(中柄)支子色
鶴(小紋)鶸色
鶴(小紋)茜色
鶴(小紋)新橋色

6.千鳥 -ちどり-

千鳥柄は「千を取る」とされ、勝運祈願や目標達成の縁起の良い柄。また河原に群れる千鳥の様子から、良縁・仲間作りの象徴にもなっています。

千鳥(小紋)淡藤色
千鳥(小紋)若緑
千鳥(小紋)丁子色
千鳥(小紋)胡桃染
千鳥(小紋)蜜柑色
千鳥(小紋)京紫

7.亀 -かめ-

亀は長寿の象徴であるとともに、亀の甲羅のように硬く身を護るという柄。また亀の甲羅は貨幣の象徴でもあり、金運が良くなると言われています。

亀甲(中柄)深縹
亀甲(中柄)紅
亀甲(中柄)路考茶
亀甲(小紋)本紫
亀甲(小紋)向日葵
亀甲(小紋)瑠璃紺

8.市松 -いちまつ-

江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が袴の柄に使用し、その名がついたと言われます。古来より工芸品から染織品、室内装飾にも愛用された文様です。

市松(中柄)裏葉柳
市松(中柄)牡丹色
市松(中柄)小豆色
市松(大柄)萌黄
市松(大柄)灰青
市松(大柄)鶸色

9.麻の葉 -あさのは-

麻はとても丈夫でまっすぐどんどん伸びていく様から、子供が健やかに成長するようにという意味があります。日本を代表する和風文様として浸透しています。

麻の葉(大柄)瓶覗
麻の葉(大柄)弁柄色
麻の葉(大柄)宍色
麻の葉(中柄)菖蒲色
麻の葉(中柄)青鈍
麻の葉(中柄)白群

10.唐草 -からくさ-

唐草のツルは途切れる事なく続くことから「幸せが永遠に続く」縁起の良い文様。生命力の象徴として、繁栄や長寿を願う吉祥文様として愛されています。

唐草(大柄)葡萄茶
唐草(大柄)青碧
唐草(大柄)暗紅色
唐草(小紋)緋色
唐草(小紋)萌黄
唐草(小紋)芥子色

立命館大学アート・リサーチセンターは、人類が持つ文化を後世に伝承するために、芸術、芸能、技術、技能、技巧を中心とする有形・無形の人間文化の所産を歴史的、社会的視点から研究・分析し、記録・整理・保存・発信することを目的としています。具体的には、浮世絵や着物の型紙をはじめ、その他美術品のデジタルアーカイブや各時代の京都の街のCG復原などを行っています。立命館大学の研究の特色でもある、文理融合型の研究手法を取りながら、京都を中心とした日本の芸術・文化、無形文化や時間芸術のデジタルアーカイブ、インタラクティブな新しい映像文化などの研究を特徴としています。

これらの取組を通して、他大学・他研究機関の研究者との共同研究や国内外有力研究機関との連携、若手研究者の育成や研究成果の効果的な発信・社会還元を行い、デジタル・ヒューマニティーズ分野の“世界水準の研究拠点形成”を目指しています。

立命館大学アート・リサーチセンター
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